明日撮ろ写真

天体写真撮影奮闘録

2021-01-01から1年間の記事一覧

NGC1499 ペルセウス座 カリフォルニア星雲

ここ10日ほどは、天候に恵まれずなかなか撮影にいたりませんでしたが、昨晩は数時間晴れましたので、カリフォルニア星雲を撮影してみました。カリフォルニア州のかたちに似ているのでこの名前が付いたそうです。 2021年も残すところ1日。今年は本当に天体撮…

ミニマムムーン(月齢14.8)

今年の満月の中で地球から最も遠い位置となり、最も近かった5月の満月と比較すると、視直径で約12パーセント小さいそうです。 月 約40万6,000km 2021/12/19 20:24鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm f650mm)架台:Sky-Watcher AZ-GTiカメラ:ZWO ASI 183MC(Gai…

M42 オリオン座 オリオン大星雲

3時間半で30枚撮影しましたが、鏡筒反転後は上手く撮影できておらず、使えたのは11枚だけでした。今後の課題です。 M42 1,300光年 2021/12/11 20:50~22:11鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:iOptron CEM40カメラ:ZWO ASI 2600MM PRO(Gain=0 Temperatu…

IC434 オリオン座 馬頭星雲

モノクロナローバンドで撮ると星雲のモクモクした様子がとてもよく写ります。 冷却カメラは本当にノイズが少なく画像処理が楽に行えます。 馬頭星雲 1,500光年 2021/12/2 20:15~23:55鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:iOptron CEM40カメラ:ZWO ASI 2…

NGC2244,IC1805 AOO

先日撮った、ばら星雲とハート星雲のHα画像にO3画像を足してAOO(RGBのRにHα、GとBにO3)合成してみました。 ばら星雲 約5,500光年 露出:Hα 420秒×21枚(147分)、O3 420秒×13枚(91分) ハート星雲 約7,500光年 露出:Hα 420秒×21枚(147分)、O3 420秒×12枚(84分)

M31 アンドロメダ銀河

何度も撮影にチャレンジしたアンドロメダ銀河。 カラー写真だと光害の影響が大きく、私の画像処理技術では太刀打ちできませんでした。 昨晩、ASI2600MMをステラショットLiteに再度接続。なぜか認識されました。 M31 250万光年 2021/11/28 18:13~19:03鏡筒:…

NGC2244 いっかくじゅう座 ばら星雲

昨晩撮ったばら星雲。焦点距離400mmのFRA400とAPS-Cサイズの2600MMの組み合わせで画角は丁度良い感じです。1インチの183MMだと迫力はありますが納まりきりません。金属製バーティノフマスクが反っているせいか微妙にピンボケしています。 ばら星雲 5,500光年…

ZWO ASI2600MM PRO/IC1805 カシオペア座 ハート星雲

昨年11月にラプトル50を買って天体観望を始めて約1年。ついに冷却CMOSカメラに手を出してしまいました。 購入したのは、ZWO社のASI2600MM PRO。ゼロ・アンプグロー回路、APS-Cセンサー搭載のモノクロカメラです。これならダーク補正の必要がなく、だいぶ手間…

月(ほぼ皆既月食)

雲の切れ間で何とか撮影できました。 今年5月の皆既月食時はピンボケに終わりましたが、今回は何とかなりました。 ただ、食の最大となる18時3分頃は見事に雲に隠れて撮影できませんでした。 月 38万km 2021/11/19 17:53鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台…

NGC2174 オリオン座 モンキー星雲

オリオン座の方角にあるモンキー星雲を撮ってみました。 猿の横顔にみえるのでモンキー星雲と呼ばれているようです。 今回もダーク補正はせず、アンプグローはトリミングしています。 QBPⅡフィルターは星の周りにハロが出るように思います。 撮ればとれるほ…

月(月齢8.2)

183MCは、そもそも惑星用カメラなのでしょうが、なんとかダークがうまく合うよう工夫してみます。 あまり強調しなければアンプノイズは目にはみえないと思います。 月 38万km 2021/11/13 20:49鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:iOptron CEM40カメラ:Z…

IC434 オリオン座 馬頭星雲 再び

再び馬頭星雲を撮りました。 今回はライト・ダークフレームともにRAW16で撮影。各々ホット/クールピクセル除去後にベイヤーRGB変換し、共通ダーク補正をかけました。しかし、相変わらずダーク補正が思うように行きません。もう少し研究してみます。下の画像…

M1 おうし座 かに星雲

先日撮影したM1かに星雲を画像処理してみました。 ダーク補正をするとノイズが大幅に増え、結果としてディテールが甘くなってしまい、思い通りの仕上がりになりませんでした。 ですので、ダーク補正はせず、アンプノイズはトリミングしています。 やはり冷却…

M33 さんかく座 銀河

ここ最近は晴れの夜が続きうれしい限りです。 さんかく座のM33を再度撮影してみました。 新月期で空は暗く、また、対象も天頂にあったので、前回撮影では捉えられなかった渦巻きの様子も写しだせました。 M33は直径約6万光年、我々の暮らす天の川銀河より小…

月(月齢17.7)彩度調整

先日撮影した月の画像をGIMPで彩度調整してみました。 海の部分が青みがかり神秘的にみえるように思います。 月 38万km 2021/10/24 22:16鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:Sky-Watcher AZ-GTiカメラ:ZWO ASI 183MC(Gain=0 Temperature=23.2)フィルタ…

NGC869,NGC884 ペルセウス座 二重星団

本日も晴れました。 ペルセウス座の二重星団を撮影してみました。 星団は星雲に比べると地味ですが、星が密集している様子が魅力的です。 星の色やキラキラ感をもう少し出したいものです。その辺りは今後の課題です。 撮影はずっとSharpCapを使っていました…

IC434 オリオン座 馬頭星雲

昨晩は終始雲ひとつない快晴でした。 天体写真を始めた昨冬は、馬の頭のディテールを思うように捉えられませんでしたが、ようやくイメージどおりに撮影できました。 天体写真のクオリティは、望遠鏡よりカメラの性能によるところが大きいように思います。い…

月(月齢17.7)

引き続き快晴でした。 本日も観望がてら撮影です。 AZ-GTiは軽くて設営が楽々です。 月 38万km 2021/10/24 22:16鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:Sky-Watcher AZ-GTiカメラ:ZWO ASI 183MC(Gain=0 Temperature=23.2)フィルター:SVBONY IR/UVカットフ…

M42 オリオン座 オリオン大星雲

月は出ていたものの雲もなく快晴。 あまりに晴れていたので、午前様でフラフラでしたが頑張って設営。 だいぶ昇っていたオリオン大星雲を撮影してみました。 中心部は飽和してしまいトラペジウムはみえません。 短い露出時間で撮影した画像をコンポジットす…

月(月齢14.7)

ようやく晴れました。 天候になかなか恵まれず出撃できなかったFRA400で月を観望。ついでに撮影しました。 眼視ではシャープにみえましたが、撮影はピントが甘かったようで写真のディテールはぼんやりとしてしまいました。 BKP130も迷光対策等のチューニング…

Askar FRA400のファーストライト/M33 さんかく座 銀河

衝動買いしたAskar FRA400のファーストライトです。 Askar FRA400 空が結構明るいと感じたので、QBPⅡフィルターを使って撮影してみました。 総露出時間160分の割には、思ったほど淡い部分(渦状腕)のディテールを捉えられませんでした。常に薄雲がかかって…

M22 いて座 球状星団

昨日に続いて本日も晴天でした。 M13を撮りたかったのですが、西側は隣家に隠れ断念。 高度が低く光害によるカブリがありましたが、M22を撮影しました。 M22 10,400光年 2021/10/3 19:40~20:40鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm f650mm)架台:iOptron CEM40…

M45 おうし座 プレアデス星団(すばる)

約半月ぶりの晴れ間でした。 日中の天気はそれなりに良い日でも、夜になると毎夜毎夜曇り空でした。 LRGB撮影時間短縮のため、ZWO ASI 183MCを入手したので試し撮り。 冬の星座もみえるようになってきました。 M45 443光年 2021/10/3 0:50~1:50鏡筒:Sky-Wa…

M8 いて座 干潟星雲 SAO

新たにM8をS2フィルタを使って撮影し、先日撮影したHα、O3とSAO合成してみました。AOO合成に比べてSAO合成は立体的に感じます。 S2の露出時間はまだまだ足りないようで、Hαの緑色の占める割合が多いです。S2を撮り増ししてやれば青や黄色をもう少し強調でき…

M8 いて座 干潟星雲 AOO

2週間ぶりの晴れ間でした! 薄雲もあり、対象の高度が低いためか、空はだいぶ明るくみえました。 それでも、ナローバンド撮影ですと星雲が浮かび上がります。 遠征は未体験ですが、装備を整え、いつか暗い空での撮影にチャレンジしたいものです。 M8 5,200光…

M17 いて座 オメガ星雲

月が出ていてだいぶ明るい空でしたが雲はほとんどなく快晴でした。 M17は南の空の低いところを通り、その辺りはずっと雲に覆われていてなかなか撮影の機会がありませんでした。 ウィキペディアによると口径30cm以上の望遠鏡だとΩのかたちに見えるようです。 …

NGC6960 はくちょう座 網状星雲

ようやく晴れましたので網状星雲を再撮影してみました。 O3フィルターで撮影した画像にゴーストが出ているようです。IR/UVカットフィルターを重ねたためかもしれません。 NGC6960 1,400光年 2021/8/18 21:00~000鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm f650mm)架…

iOptron CEM40 約3か月使ってみて(2)

CEM40には電子極軸望遠鏡“iPoloar”が標準で内蔵されています。 通常の極軸望遠鏡を使ったことがないのでそれとの比較はできませんが、感想としてはとても簡単に極軸を合わせることができるように思います。 電子極軸望遠鏡 初期設定も付属のマニュアルに従え…

iOptron CEM40 約3か月使ってみて(1)

はじめて購入した赤道儀なので他の赤道儀との比較はできませんが、購入後約3か月使ってみて、天文経験1年未満の初心者目線で使い勝手等の感想を書いてみたいと思います。 iOptron CEM40-HC 緯度固定ネジが片側2か所、両側で4か所。方位固定ネジ片側1か所、両…

BKP130光軸調整

前から気になっていた周辺減光の片寄を調整しました。光軸修正用アイピース等を使って調整後、確認のためフラット撮影しステライメージで等光度曲線を表示。この作業を繰り返すこと数十回。なんとかセンターに持ってこれました。 等光度曲線 薄雲がかかって…