明日撮ろ写真

天体写真撮影奮闘録

2022-01-01から1年間の記事一覧

FMA180 ファーストライト/M45 おうし座 プレアデス星団(すばる)

短い時間で多くのデータを取得するためいよいよ多筒化しました。 FRA400の追加購入も考えましたが、円安による価格増と重量(手軽さ)等の面から、口径40mm、焦点距離180mmの小型鏡筒、Askar FMA180としました。これに533MCPを取付けてRGBを担当させる作戦で…

M42 オリオン大星雲

約6時間かけてオリオン大星雲を撮影してみました。 中心部は飽和してしまいましたが、可能な限りあぶり出してみました。 ランニングマン星雲もしっかり撮れました。 M42 1,300光年 2022/11/27 21:46~4:50鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:iOptron CEM…

NGC281 カシオペア座 パックマン星雲

はじめて撮ったカシオペア座のパックマン星雲。 時間をかけて撮影しましたが、建物の陰に隠れてしまいました。 生き残った画像は約30枚。90分程しか使えませんでした。 それでも思っていたよりはよく写っていました。明るい星雲のようです。 いずれナローバ…

NGC2237,2238,2239,2246 いっかくじゅう座 ばら星雲

いっかくじゅう座のばら星雲を撮影。 いつものように朝まで撮りっぱなししました。 2時頃から曇ったようで、以降の画像は全滅でした。 ばら星雲 5,500光年 2022/11/19 23:28~1:50鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:iOptron CEM40カメラ:ZWO ASI 533MC…

NGC7000 はくちょう座 北アメリカ星雲

はじめて撮影した北アメリカ星雲。大型の散光星雲です。 2時間半ほどHαを試し撮り。PixInsightでインテグレーションしました。 月が出ていましたが、とてもよく写っていると思います。 撮影時間が確保できればS2とO3を撮って、カラー写真として仕上げたいで…

M15 ペガスス座 球状星団

ペガスス座の球状星団、M15です。 視直径が小さくだいぶトリミングしました。 小さな対象を撮っていると明るい長距離砲が欲しくなります。 C8鏡筒×レデューサで焦点距離1,280mmのF6.3。 系外銀河の撮影にも威力を発揮しそうです。 M15 32,620光年 2022/10/28…

NGC2174 オリオン座 モンキー星雲(SHO)

モンキー星雲をモノクロカメラを使って撮影しました。 ASIAIRで撮影スケジュールを定め撮影開始。その後は就寝しました。 フィルター交換もピント調整も全自動で大変助かります。 ただし、にわか雨には注意が必要です。 O3フィルターで撮ったものに若干ゴー…

NGC891 アンドロメダ座 非棒状渦巻銀河

アンドロメダ座の銀河、NGC891を撮りました。 アンドロメダ銀河よりも遥かに遠く、約3000万光年離れています。 画像内に他の銀河もたくさん写っているようです。 時間があるときにアノテーション画像をつくって、どのくらい遠くの銀河が写っているか調べてみ…

NGC2174 オリオン座 モンキー星雲

昨年撮影した際はなかなか上手く撮れませんでしたが、本年は新機材の導入もあって、猿の横顔と判るくらいに撮ることができました。 QuadBPフィルターIIとIR/UVカットフィルターを重ねて使ったことで、星像が一段シャープになりました。EAFによる自動ピント調…

スコープテック ラプトル50で木星撮影

普段は月や惑星の眼視用に使ってるラプトル50で木星を撮影してみました。 気軽に惑星を撮ろうと思っても、FRA400やBKP130は接眼部に電動フォーカサーを取付けているため、バローレンズ等を使う場合、ピント調整に結構な時間がかかってしまいます。 そこで、…

M45 おうし座 プレアデス星団(すばる)

約5時間かけてM45を撮影しました。 もう少し星間ガスの様子をあぶり出せるかと思いましたが、月も出ていたためか、このくらいが限界でした。 アルキオネ周辺にゴーストが出ています。次回は赤外線カットフィルターも併用して撮影してみようと思います。 M45 …

IC434 オリオン座 馬頭星雲

馬頭星雲を撮影。馬頭星雲はお気に入りの対象です。今シーズンは総露出時間をかせぎ、時間をかけて画像処理をしてみようと思います。 馬頭星雲 1,500光年 2022/10/01 0:30~2:21鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:iOptron CEM40カメラ:ZWO ASI 533MC P…

IC1340 はくちょう座 網状星雲

晴れ間が続いてうれしい限りです。 天頂付近にあった網状星雲をQBPⅡフィルターを使って撮影しました。 ワンショットナローバンドフィルターはお気軽撮影に最適です。 IC1340 1,600光年 2022/9/30 21:49~0:07鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:iOptron …

M31 アンドロメダ銀河のHⅡ領域の赤を強調(備忘録)

新しい星が生まれるHⅡ領域の赤い色を強調するため、モノクロCMOSカメラとHαフィルターを使って追加の画像を撮影しました。 撮影開始後寝てしまったのですが、子午線鏡筒反転後もガイドは順調に続いたようで、明け方までしっかり撮影できていました。ASIAIR本…

M31 アンドロメダ銀河

昨年は思うように仕上げられなかったアンドロメダ銀河。 焦点距離400mmのFRA400と正方形1インチの533MCPの組み合わせで再チャレンジしました。 普段は一晩に複数対象を狙いますが、昨晩は総露出時間を稼ぐためアンドロメダ銀河一本に絞り、トータル約6時間の…

M42 オリオン大星雲

オリオン座がもう昇ってきました。 M42を撮影。都市部からノーフィルターでも結構きれいに写ります。 M42 1,300光年 2022/9/22 0:36~2:08鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:iOptron CEM40カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=100 Temperature=-15)フィルタ…

M33 さんかく座 銀河

M33を撮影。 なかなか淡く、ぼんやりとした感じになってしまいました。 腕部をもう少しはっきり表現したり、Hα領域の赤を強調したり等、いろいろ改善の余地がありそうです。 M33 300万光年 2022/9/21 21:32~0:27鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)架台:iOpt…

月 アペニン山脈

1か月以上曇り空が続き全く活動ができていませんでしたが、昨晩はほぼ快晴でした。 バローレンズを使って月面の拡大撮影に挑戦してみました。 大気の揺らぎも大きく、ピントを上手く合わせられませんでした。 アペニン山脈 2022/9/17 0:07~0:08鏡筒:Sky-Wa…

M17 いて座 オメガ星雲

梅雨明けのアナウンスがあったものの雨続きでなかなか撮影機会がありませんでした。 南の空の雲の切れ間を狙ってM17を1時間程撮影しました。 雨の間、BKP130を分解清掃小改造しましたので星像を確認。四隅の星が楕円になっていましたので、光軸調整があまい…

M16 へび座 わし星雲(創造の柱)

創造の柱を撮影。 もう少しディテールをはっきりさせたいので、いずれモノクロカメラでL画像を撮影し合成しようと思います。 M16 7,000光年 2022/7/2 1:25~2:59鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm f650mm)架台:iOptron CEM40カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=…

TeleVueの3倍バローレンズをBKP130へ接続/M13 ヘルクレス座 球状星団

焦点距離の長い鏡筒を増設しようか、手持ちの鏡筒の焦点距離を伸ばそうか、長らく考えていましたが、新たな鏡筒の置き場所もないことから、後者としました。 TeleVueの3倍バローレンズを入手しBKP130へ接続。 ドローチューブを下の写真程度に延長してピント…

IC1340 はくちょう座 網状星雲

はくちょう座の網状星雲の一部、IC1340を撮影しました。 S2、Hαともに露出180秒×30枚でセットし撮影開始後に就寝。 起床後に撮れ高を確認したところ、雲攻撃のためS2は10枚、Hαは4枚しか生き残りませんでした。 画像はHαをRにS2をGとBに割り当てました。 IC1…

NGC6888 はくちょう座 クレセント星雲

月明りと薄雲はあったものの、久しぶりの晴れ間だったので眠いところを頑張って設営。クレセント(三日月)星雲を寝ながらお気軽撮影しました。 約40万年前、NGC6888が赤色巨星だった頃に放出された恒星風が、このようなかたちをつくったとのことです。 クレ…

M12 へびつかい座 球状星団

大雨が去り、薄雲はあったものの、昨晩は概ね快晴でした。 約1年ぶりにM12を撮影してみました。 きれいな球状で星の密度が高いM13やM3などに比べると、密度が低くかたちも何となく整っていない地味なM12ですが、その分面白味もあるように思います。 球状星団…

M8 いて座 干潟星雲

久しぶりに晴れました! M8干潟星雲を撮影。周辺減光部分はトリミングしました。 何となくいろいろ忙しく、天体撮影になかなか時間がさけません。 せめて晴れ間が続きますように。 M8 4,077光年 2022/5/23 23:30~2:08鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm f650m…

M104 おとめ座 ソンブレロ銀河

先日撮影したM104ソンブレロ銀河を簡単に処理してみました。 銀河円盤側面の黒い暗黒体のディテールを捉えたいのですがなかなか難しそうです。 M104 5,000万光年 2022/5/10 22:27~0:58鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm f650mm)架台:iOptron CEM40カメラ:Z…

M20 いて座 三裂星雲

再び三裂星雲を撮影しました。フィルターはIR/UVカットフィルターのみです。 前回撮影時に使用したQBPⅡフィルターに比べると発色がいいです。少しイメージに近づきました。 反射望遠鏡のBKP130は、接眼部が鏡筒から垂直にとび出すかっこうとなっており、赤道…

M13 ヘルクレス座 球状星団

久しぶりに庭に望遠鏡を設営し、BKP130とASI533MCProの組み合わせでM13を撮影しました。 庭から撮影できる方角は限られてますので、必然的に撮影対象も限られてしまいます。 ですので、いつも同じ対象を撮ることになってしまいます。 焦点距離400mmのFRA400…

M20 いて座 三裂星雲

撮ってみたかったM20、三裂星雲。こちらも満月の中での撮影でしたが、星雲のモクモクは割と写っていました。 色についてはQBPⅡフィルター使用のためか、鮮やかさは引き出せませんでした。 新月期に改めて撮り直したいです。 M20 5,200光年 2022/4/17 0:25~5…

M82 おおぐま座 不規則銀河

満月の中、QBPⅡフィルターを使用してM82を撮影しました。 かなり明るい空でしたが予想以上に写っていました。 前回撮影のものに比べると細部のディテールまで撮れているようです。 それでもスターバーストは写っていないようです。 M82 1,200万光年 2022/4/1…