明日撮ろ写真

天体写真撮影奮闘録

ZWO ASI 183MM(非冷却モデル)/M16 へび座 わし星雲

ハッブルパレットに挑戦したくて結局モノクロCMOSカメラを手に入れてしまいました。購入したのはZWO社のASI 183MM(非冷却モデル)。センサーサイズは1インチです。

冷却モデルと非冷却モデルのどちらにしようかかなり悩みましたが、ダークノイズ対策は、ダーク補正やディザリング撮影で何とかなるのではないかと考え、運用がし易そうで若干お買い得な非冷却モデルに決めました。

アンプノイズは出ていましたが、同Gain同露出で10枚ほどダークフレームを撮影しコンポジット。その後ライトフレームとコンポジットしたらきれいに消すことができました。

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M16 7,000光年

はじめてのオートガイド撮影でしたが何とかガイドできたようです。露出120秒で、素人目には全く対象が動いていないように見えました。トリミングも必要ないようです。
オートガイドってすごい技術です。正直ちょっと感動しました。こんなすごいソフトがフリーだなんて!、しかも初心者の私でも何となく使えてしまうなんて!、作った方に感謝です。

ちなみにPHD2の設定は、ガイドカメラの露出等以外デフォルトです。

ただ一点、いつもはステラナビゲータ11からASCOMで架台に接続しステラナビゲータ側から天体導入を行っていたのですが、PHD2からもASCOMで架台に接続すると、ステラナビゲータで自動導入ができなくなり、同時に、PHD2でもガイドグラフが大きく乱れ、全くガイドが効かなくなりました。問題解決まで、導入は赤道儀のハンドコントローラから行う必要がありそうです。

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PHD2

2021/6/7 23:15~1:15
鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm f650mm)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 183MM(Gain=400 Temperature=23)
フィルター:SVBONY Hα 7nm(2 in)
露出:120秒×46枚(92分)
オートガイド:PHD2、ガイド鏡(D32mm f128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:ステライメージ9でコンポジット後、ダーク補正、階調補正他
撮影場所:自宅庭