明日撮ろ写真

天体写真撮影奮闘録

M31 アンドロメダ銀河のHⅡ領域の赤を強調(備忘録)

新しい星が生まれるHⅡ領域の赤い色を強調するため、モノクロCMOSカメラとHαフィルターを使って追加の画像を撮影しました。

撮影開始後寝てしまったのですが、子午線鏡筒反転後もガイドは順調に続いたようで、明け方までしっかり撮影できていました。ASIAIR本当に良い買い物でした。

Hα画像

2022/9/29 22:02~3:32
鏡筒:Askar FRA400(D72mm f400mm)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 2600MM Pro(Gain=300 Temperature=-20)
フィルター:SVBONY Hα 7nm(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:180秒×100枚(300分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm f128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、ダーク・フラット補正なし、トリミング
撮影場所:自宅庭

 

PixInsightのStarNet2を使って星を消しました。使い方がよくわかならないので、とりあえずデフォルトのまま実行しましたが、上手く消えたようです。

星消し画像

前回533MCPで撮影したカラー画像をステライメージ9でRGBに分解。本当はPixInsight上で処理したいのですが、やり方がよくわかりません。

分解したR画像とHαの星消し画像を比較明合成。そのR画像を使って再度RGB合成しました。

再度RGB合成

HⅡ領域の赤は強調することができましたが、背景の星の色は失われてしまったように思います。総露出時間約11時間の割にはイメージどおりに行きませんでした。

今回覚えたStarNet2。天の川銀河を離れて、アンドロメダ銀河に近づくとこんなふうに見えるのでしょうか。カラー画像も星消ししてみました。

星消し画像(カラー)