明日撮ろ写真

天体写真撮影奮闘録

赤道儀検討

 Sky-Watcher AZ-GTiを使って撮影に臨んでいますが、手持ちの機材構成では、露出5~10秒がせいぜいの模様です。それ以上時間をかけると星が流れてしまいます。

 短時間露出=多数枚コンポジットとなり、PCでの処理時間も長くなりますし、経緯台は日周運動による写野回転が発生し、撮影対象とカメラのセンサーサイズ等との関係にもよると思いますが、総露出時間を延ばすほどトリミング範囲が増え、最終的に写真として使える部分が残らないといったこともありました。

 ですので、「楽して撮るには赤道儀が要る」と思い、どんな赤道儀が自分に合うか考えてみました。

 AZ-GTiは三脚を含めて約4kgと軽量で気軽に庭に持ち出せます。このフットワークの軽さをできるだけ踏襲しつつ、もう少し長い露出時間をかけることができ、尚且つ将来的に10kg前後の鏡筒も搭載できる拡張性を持つという条件で、またまた、取り憑かれたように日夜情報収集に勤しみました。

 予算の範囲内でSky-Watcher EQ5GOTOやAZ-EQ5GT、CELESTRON Advanced VX、ケンコー SEⅡ-J等いろいろ調べて検討した結果、最終的に下記3台に絞り込みました。

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赤道儀比較(価格は2021年4月現在)

 軽さはiOptron CEM40、コスパはSky-Watcher EQ6R、安心の日本製はVixen SX2といったところでしょうか。 ただ、EQ6Rは重量合計が約25kgもあり、これに現鏡筒等約5kgを加えると30kg。気軽に庭に持ち出せるかかなり微妙です。また、SX2は初心者にとって日本製というサポート面での安心感はあるものの搭載可能重量が心もとなく、価格/kgも割高です。

 相対的に軽くて電子極望付きのCEM40が有力ですが、重量合計約13kgは、果して気軽に運用できるものなのでしょうか。