明日撮ろ写真

天体写真撮影奮闘録

NGC869,NGC884 ペルセウス座 二重星団

蔵王に遠征しました。

自宅庭からはなかなか狙えない北天の対象。

ペルセウス座二重星団を撮影しました。

お気に入りの対象のひとつです。

並んだ二つの散開星団がとてもきれいです。

調べたところ、NGCカタログでは、画像左がNGC884、右がNGC869のようです。

地球までの距離は、グーグル検索によると、7,502光年です。

フィルターはIR/UVカットフィルター。

冷却CMOSカメラで30秒を30枚撮影しスタックしました。

ナローバンドフィルタを使った画像に比べて、当然ですが、星の色がとても鮮やかできらきらしています。

NGC869,NGC884 7,502光年

2023/10/13
鏡筒:Askar FRA400(D72mm FL400mm)×0.7倍レデューサ(FL280㎜ F3.9)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=100 Temperature=0℃)
フィルター:SVBONY IR/UVカットフィルター(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:30秒×30枚(15分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、GIMPで彩度調整、ダーク・フラットなし、周辺部トリミング
撮影場所:蔵王

Sh2-142 ケフェウス座 魔法使い星雲

初めて撮った魔法使い星雲。鳳凰星雲とも言うようです。

「とんがり帽子をかぶった横向きの魔法使い」という見たてのようです。

モノクロカメラを使ってSAO合成。

時間をかけて処理したものの、イメージどおりに仕上げられませんでした。

Sh2-142 8,000光年

2023/10/7~8
鏡筒:Askar FRA400(D72mm FL400mm)×0.7倍レデューサ(FL280㎜ F3.9)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 2600MM Pro(Gain=100 Temperature=-20)
フィルター:Baader Hα(3.5nm)・S2(4.0nm)・O3(4.0nm)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:S2 180秒×30枚(90分)、Hα 180秒×30枚(90分)、O3 180秒×30枚(90分) 合計4.5時間
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、GIMPで彩度調整、ダーク・フラットなし、トリミング
撮影場所:自宅庭

M1 おうし座 かに星雲

リハビリ第3弾は、かに星雲を撮影。

画像処理方法も少し思い出してきました。

M1 7,200光年

2023/10/7
鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm FL650mm)、Sky-Watcher コマコレクター(F5)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=100 Temperature=-15)
フィルター:SVBONY IR/UVカットフィルター(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:120秒×41枚(82分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、フラット・ダークなし、トリミング
撮影場所:自宅庭

M45 おうし座 プレアデス星団

リハビリ第2弾はプレアデス星団を撮影。もう冬が近いです。

プレアデス星団の画像処理は難しいです。

M45 443光年

2023/10/6~7
鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm FL650mm)、Sky-Watcher コマコレクター(F5)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=100 Temperature=-15)
フィルター:SVBONY IR/UVカットフィルター(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:120秒×44枚(88分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、フラット・ダーク・トリミングなし
撮影場所:自宅庭

IC1396 ケフェウス座 象の鼻星雲

何かと忙しく天候も悪かったため、4か月ぶりの撮影となりました。
割れた鏡を新調し、復活を遂げた13センチ反射望遠鏡と正方形1インチセンサー搭載の冷却CMOSカメラの組み合わせで、
ケフェウス座の象の鼻星雲を狙ってみました。
撮影の段取りや画像処理のやり方等すっかり忘れていました。

gain設定が高すぎたようで、星が飽和気味です。

しばらくリハビリです。

IC1396 2,400光年

2023/10/6
鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm FL650mm)、Sky-Watcher コマコレクター(F5)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=300 Temperature=-15)
フィルター:サイトロン Dual BPフィルター(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:180秒×20枚(60分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm f128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、フラット補正、ダークなし、トリミングなし
撮影場所:自宅庭

IC5067 はくちょう座 ペリカン星雲

約4週間ぶりに撮影しました。

注文していたバーダー社のフィルターが、1年2か月の時を経て、ようやく手元に届きましたので、さっそく試してみました。

ほぼ満月下での撮影でした。

なかなか写らないO3ですが、SVBONYの7nmに比べるとバーダーの4.0nmは帯域が狭い分、だいぶ写りが良いようです。

IC5067 2,000光年

2023/6/5
鏡筒:Askar FRA400(D72mm FL400mm)×0.7倍レデューサ(FL280㎜ F3.9)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 2600MM Pro(Gain=300 Temperature=-20)
フィルター:Baader Hα(3.5nm)・S2(4.0nm)・O3(4.0nm)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:S2 180秒×30枚(90分)、Hα 180秒×30枚(90分)、O3 180秒×30枚(90分) 合計4.5時間
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、ダーク・フラットなし、トリミング
撮影場所:自宅庭

M64 かみのけ座 黒眼銀河

MAK127はF値が12と大きく、銀河等の暗い天体を写すためには露出時間を長くとる必要があります。

そこで、ケンコーのACクローズアップレンズ No.5をレデューサーとして接続し、黒眼銀河を撮影してみました。

ASIAIRの計算では焦点距離1,127mmで、F12からF9とだいぶ明るくなりました。

相変わらずPixInsightではうまくスタックできず。ステライメージ9でスタックしました。

M64 1,900万光年

2023/5/11 22:20~
鏡筒:Sky-Watcher MAK127(D127mm FL1,500mm) × ACクローズアップレンズ No.5(FL 1,127mm)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=300 Temperature=-20)
フィルター:サイトロン Dual BPフィルター(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:120秒×50枚(100分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:ステライメージ9でコンポジット、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、ダーク・フラットなし、トリミング
撮影場所:自宅庭