明日撮ろ写真

天体写真撮影奮闘録

Sky-Watcher MAK127ファーストライト/M13 ヘルクレス座 球状星団

銀河・月・惑星用に欲しかった長距離砲。

候補は、タカハシのミューロン180CやセレストロンのC8等いろいろありましたが、悩みに悩んだ末、廉価なSky-Watcher MAK127を手に入れました。

焦点距離1,500mm、口径127mmのマクストフカセグレン望遠鏡です。

廉価版にした理由は、恐らく1年を通してそんなに長距離砲を運用する機会(時間)を作れないだろうとの判断です。

年明けに注文していましたが、先日忘れたころにやってきました。

早速、正方形1インチセンサーの533MCPを取り付けてM13を撮影しました。

M13 BXTなし

M13 BXTあり

過去に手許の鏡筒で撮影したM13との比較です。

M13 比較

カメラは全て533MCP(露出時間やGain等はまちまち)です。焦点距離400mmのFRA400、焦点距離650mm×3倍バロー=1,950mmのBKP130、焦点距離650mmの素のBKP130、そして今回導入した焦点距離1,500mmのMAK127です。

BKP130×3倍バローより、MAK127の方が密度が高いようにみえますが、MAK127で撮ったものだけBlurXTerminatorで処理してますので、その影響もあると思います。

 

2023/3/20 1:46~
鏡筒:Sky-Watcher MAK127(D127mm FL1,500mm)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=100 Temperature=-20)
フィルター:SVBONY IR/UVカットフィルター(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:120秒×66枚(132分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D40mm FL220mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、GIMPで彩度調整他、ダーク・フラット補正なし、周辺部トリミング
撮影場所:自宅庭