明日撮ろ写真

天体写真撮影奮闘録

M51 りょうけん座 子持ち銀河

結局、ゼロアンプグロー回路搭載のASI 533MC Proを手に入れました。183MMとMCは放出し軍資金に充てました。

回り道しましたが、ごく短時間露光で済む明るい惑星はともかく、数分の長時間露光が必要なDSO(Deep Sky Objects)撮影には当然ですが冷却カメラの方が圧倒的にノイズが少なく向いています。実際に非冷却・冷却を使ってみてよくわかりました。

画像処理の段階で格段に手間が省けると思います。処理の腕と時間があれば、非冷却カメラでもそれなりのクオリティに高められると思われますが、今の私にはいずれもありません。

本日はだいぶ月が明るかったですが、ASI 533MC Proのファーストライトです。QBPⅡフィルターを使って撮影しました。PixInsightのPCC(Photometric Color Calibration)を使うと自動で色合わせしてくれますので大変お手軽です。

画像はだいぶトリミングしています。反射望遠鏡のBKP130は周辺減光が多く、フラット補正は必須のようです。

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M51 2,100万光年

2022/3/20 21:13~23:13
鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm f650mm)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=102 Temperature=-15)、Sky-Watcher コマコレクター(F5)
フィルター:サイトロン QuadBPフィルターII(2 in)
撮影ソフト:ステラショットLite
露出:120秒×60枚(120分)
オートガイド:PHD2、ガイド鏡(D32mm f128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、Neat Image v8でノイズ軽減、トリミング、ダーク・フラット補正なし
撮影場所:自宅庭