明日撮ろ写真

天体写真撮影奮闘録

M13 ヘルクレス座 球状星団

天候に恵まれなかったり、撮影の時間がなかなか取れなかったり。

3か月ぶりの撮影となりました。

約1年ぶりのM13です。昨年はMAK127で撮影。今年はエクステンダーPHを使っての撮影です。

M13 25,100光年

ステラナビゲータ11より

2024/4/13~14
鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm FL650mm)、Vixen エクステンダーPH(FL910mm/F7)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=100 Temperature=-20)
フィルター:SVBONY IR/UVカットフィルター(2 in)、サイトロン QuadBPフィルターII(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:300秒×26枚、180秒×18枚(3時間4分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、GIMPで彩度調整等、フラット補正、ダークなし、周辺部トリミング
撮影場所:自宅庭

M78 オリオン座 散光星雲

ウルトラマンの故郷とされるM78を撮影しました。

カラーカメラで撮った画像をRGB分解し、R画像とモノクロカメラで撮ったHα画像を比較明合成。その後再度RGB合成しました。

 

【追記】

L画像の割合をRGB画像の3割程度にして、LRGB合成しました。こちらの方が星雲の濃淡が表現できているように思います。

LRGB合成

LとR画像比較明合成

2024/1/11~12
鏡筒:Askar FRA400(D72mm FL400mm)×0.7倍レデューサ(FL280㎜ F3.9)×2
架台:iOptron CEM40
カメラ①:ZWO ASI 2600MC Duo(Gain=100 Temperature=-20℃)
フィルター①:サイトロン CometBPフィルター
露出:300秒×80枚(6時間40分)
カメラ②:ZWO ASI 2600MM Pro(Gain=100 Temperature=-20℃)
フィルター②:Baader Hα 3.5nm
露出:300秒×78枚(6時間30分)
総露出時間:13時間10分
撮影ソフト:ASIAIR
オートガイド:ASIAIR、ZWO ASI 2600MC Duo
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、BlurXTerminatorでデコンボリューション、GIMPで彩度調整、ダークなし、フラット補正、トリミング
撮影場所:自宅庭

M1 おうし座 かに星雲

初撮りもう一枚はM1かに星雲

だいぶ解像できたように思います。

ベストのM1となりました。

M1 7,200光年

ステラナビゲータ11より

2024/1/5~6
鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm FL650mm)、Vixen エクステンダーPH(FL910mm/F7)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=300 Temperature=-20)
フィルター:SVBONY IR/UVカットフィルター(2 in)、サイトロン QuadBPフィルターII(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:300秒×51枚(4時間15分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、GIMPで彩度調整等、フラット補正、ダークなし、周辺部トリミング
撮影場所:自宅庭

M3 りょうけん座 球状星団

新年初撮りでM3を撮影しました。

VixenのエクステンダーPHをSky-Watcher BKP130に装着。焦点距離を1.4倍、910mm(F7)に延長し撮影しました。デフォルトの650mmに比べだいぶ大きく写り、星像もきれいで満足です。

エクステンダーPHは、VixenのF4ニュートン反射望遠鏡R200SS用ですが、今回撮影に使った1インチサイズセンサーでは、F5ニュートンのBKP130でも使えそうです。

春の銀河シーズンが楽しみです。

M3 33,900光年

ステラナビゲータ11より

2024/1/5
鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm FL650mm)、Vixen エクステンダーPH(FL910mm/F7)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=300 Temperature=-20)
フィルター:SVBONY IR/UVカットフィルター(2 in)、サイトロン QuadBPフィルターII(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:180秒×38枚(1時間54分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、GIMPで彩度調整等、フラット補正、ダークなし、周辺部トリミング
撮影場所:自宅庭

NGC2237-9,2246 いっかくじゅう座 ばら星雲

ツイン鏡筒でばら星雲を狙ってみました。

機材の調整や画像処理に関してはなかなか思うように行きませんが、

露出時間稼ぎはできています。

カラーカメラで撮った画像をRGB分解し、R画像とモノクロカメラで撮ったHα画像を比較明合成。その後再度RGB合成しました。

 

【追記】

L画像の割合をRGB画像の3割程度にして、LRGB合成しました。こちらの方が星雲の濃淡が表現できているように思います。

LRGB合成/ダーク補正あり

NGC2237-9,2246 5,500光年

ステラナビゲータ11より

2023/12/13~14
鏡筒:Askar FRA400(D72mm FL400mm)×0.7倍レデューサ(FL280㎜ F3.9)×2
架台:iOptron CEM40
カメラ①:ZWO ASI 2600MC Duo(Gain=100 Temperature=-20℃)
フィルター①:サイトロン CometBPフィルター
露出:300秒×39枚(3時間15分)
カメラ②:ZWO ASI 2600MM Pro(Gain=100 Temperature=-20℃)
フィルター②:Baader Hα 3.5nm
露出:300秒×57枚(4時間45分)
総露出時間:8時間
撮影ソフト:ASIAIR
オートガイド:ASIAIR、ZWO ASI 2600MC Duo
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、BlurXTerminatorでデコンボリューション、GIMPで彩度調整、ダークなし、フラット補正、トリミング
撮影場所:自宅庭

NGC2264 いっかくじゅう座 クリスマスツリー星団

露出時間を稼ぐため同一鏡筒でツイン化しました。

ツイン鏡筒でのファーストライトです。

補正レンズを使用しているためか、カラーカメラの周辺像に収差が出ていました。

今後バックフォーカス等の調整を試してみようと思います。

NGC2264 2,600光年

ステラナビゲータ11より

2023/12/4~5
鏡筒:Askar FRA400(D72mm FL400mm)×0.7倍レデューサ(FL280㎜ F3.9)×2
架台:iOptron CEM40
カメラ①:ZWO ASI 2600MC Duo(Gain=100 Temperature=-20℃)
フィルター①:サイトロン CometBPフィルター
露出:300秒×84枚(7時間)
カメラ②:ZWO ASI 2600MM Pro(Gain=100 Temperature=-20℃)
フィルター②:Baader Hα 3.5nm
露出:300秒×84枚(7時間)
総露出時間:14時間
撮影ソフト:ASIAIR
オートガイド:ASIAIR、ZWO ASI 2600MC Duo
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、BlurXTerminatorでデコンボリューション、GIMPで彩度調整、ダーク・フラットなし、周辺部トリミング
撮影場所:自宅庭

IC434 オリオン座 馬頭星雲

13センチ反射望遠鏡と、ナローバンドフィルターを装着した正方形1インチセンサー搭載冷却CMOSカメラの組み合わせで、馬頭星雲を撮りました。

昨晩は撮影対象をひとつに絞り、約7時間撮影しました。

短い露出時間ではなかなか現れてこない分子雲をあぶり出すことができたと思います。

IC434 1,500光年

ステラナビゲータ11より

2023/11/22~23
鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm FL650mm)、Sky-Watcher コマコレクター(F5)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=100 Temperature=-20)
フィルター:SVBONY IR/UVカットフィルター(2 in)、サイトロン DuaiBPフィルター(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:300秒×88枚(7時間20分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:PixInsightでインテグレーション、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、GIMPで彩度調整等、フラット補正、ダークなし、周辺部トリミング
撮影場所:自宅庭